内容説明
ヴィクトリア時代前期の驚くべき厳格な性道徳。―その変化と崩壊の過程に〈人間解放〉の歴史を読む。
目次
ヴィクトリア時代の性道徳
服装が人体に加えた迫害
芸術に現れた人体
伝染病と人間関係
嗅覚の本体論と香りのハーモニー
性の疎外と性の淘汰
唯物論と精神=肉体の問題
電気を帯びた肉体
純潔な女性と卓越した男性
ヴィクトリア朝時代の家族の生理学
性の科学的研究
性の病理学と同性愛
若い娘が知っておくべきことを知った若い娘が、その後知りたがったこと
人体の意味の発見
有刺道線の中のエロス
クレージー・コックとレディー・ジェーン
ドイツのボディ・ポリティックス
人体の哲学