内容説明
悪の権化、征服王と呼ばれたカリスマ。コンスタンティノープルを征服し、オスマン帝国の礎を築いた天才的戦略家メフメト二世の伝記。その政治的理念と強烈な個性を生き生きと描きだす。
目次
第一章 青年スルタンの二度の即位
第二章 コンスタンティノープルの征服
第三章 勝つことと支配すること
第四章 対ヴェネツィア戦争と帝国の知的再建
第五章 各国を次々に征服
第六章 トルコの平和
第七章 挫折と死
第八章 王子の受難
付録
著者等紹介
クロー,アンドレ[クロー,アンドレ] [Clot,Andr´e]
1909‐2002年。パリ大学で歴史を研究したのち、現代史への関心からジャーナリズムの世界に入る。中近東に長期間駐在し、この地域の著名な専門家になった
岩永博[イワナガヒロシ]
広島県生まれ。1939年東京大学文学部西洋史学科卒業。法政大学名誉教授。2010年没
井上裕子[イノウエヒロコ]
石川県生まれ。1954年大阪大学文学部フランス文学科卒業。同大学大学院修士課程修了。2003年没
佐藤夏生[サトウナツオ]
東京生まれ。1964年東京外国語大学フランス語学科卒業。東京大学人文科学研究科修士課程修了。1993年パリ第八大学D.E.A.取得。神奈川大学名誉教授
新川雅子[シンカワマサコ]
福岡県生まれ。1964年東京外国語大学フランス語学科卒業。米国ブラウン大学大学院修士課程修了。(財)中東経済研究所主任研究員などを経て、現在著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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