内容説明
謎にみちた巨大構造物・イギリスのストーンヘンジは、いつ、誰によって、何の目的で築かれたのか―太陽信仰、天文学、数学にわたる広範な知見を綜合してストーンヘンジとピラミッドとのかかわりを実証的に追求し、ストーンヘンジはエジプト・ピラミッド時代(紀元前3000年紀)の祭司・科学者たちが、彼らの神学・技術・秘儀・科学を用いて築いたとする大胆な仮説を展開。ストーンヘンジをめぐる従来の諸説を問い直しつつ巨石文化の考古学と古代史研究に新たな問題を提起。
目次
第1部 スフィンクス(ファラオのエジプト;スフィンクスの謎;古代の知恵)
第2部 巨石(巨石の神秘;ストーンヘンジの考古学;考古学からの推論;神話と呪術;考古学者と天文学者;算術と幾何学;オーブリ・ホール)
第3部 歴史(ストーンヘンジの創建;巨石のメッセージ;満ちゆく月と欠けゆく月と)
第4部 エピローグ(現代の対比物)
付録(『イギリスにおける巨石遺跡』からの抜粋;『エジプト芸術における幾何学』からの抜粋;オーブリ・サークルの幾何学)
著者等紹介
アイヴィミ,ジョン[アイヴィミ,ジョン][Ivimy,John]
1911年ロンドンに生まれる。ケンブリッジのゴルヴィル・アンド・カイウス・カレッジで古典学と法律学を修め、卒業後は運輸省、民間航空庁、環境局などの政府機関に勤務し、在職中、エジプトをはじめエチオピア、日本など各地を旅行。1972年に退職。以来ロンドンに在住、著術活動をつづけている
酒井傳六[サカイデンロク]
1921年、新潟県に生まれる。東京外国語学校仏語部卒業。1955‐57年、朝日新聞特派員としてエジプトに滞在。その後は日本オリエント学会会員として古代エジプトの研究と著述に従事。1991年8月17日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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