日本木工技術史の研究

日本木工技術史の研究

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 515,/高さ 23X17cm
  • 商品コード 9784588321085
  • NDC分類 583.021
  • Cコード C1021

内容説明

縄文時代から明治期までのわが国の木製品と木工具を対象として、製作技法の観点からそれらの技術的系統を実証的に解明する。文献史料と観察・復元実験をもとに、道具と技法、および道具相互間の有機的関連を総合的・体系的に考察して「木の文化」研究の基礎的資料を提供する。

目次

第1章 古代木工の概観
第2章 縄文時代の木工(縄文時代の樹木;石器工具;伐木・造材;木製品の技法と工具)
第3章 弥生時代の木工(文献からみた木材・木工;考古学上の木材・木工品;土木・建築工事;各種の木工製品)
第4章 日本古代における旋削技法(旋削技法とは;旋削技術の推移;日本古代の旋削技法;旋削技法の工学的条件;なぜ日本では轆轤なのか;弥生唐古高杯は轆轤の工学的条件)
第5章 古墳時代の木工(古墳時代の概況;出土物からみた古墳の変遷;史料にあらわれた鉄器と木工;造船技術;楼閣建築;古墳出土の木工具;木工品)
第6章 木材の種類と性質(有用樹種とは;木材の性質)
第7章 木材利用各論(土木工事用材;建築用材;建築内装用材;建具;指物・家具;広葉樹の利用)
第8章 木工の諸職(民具・民芸・伝統工芸;木工樹職の流れ;諸職の種類;指物類;彫物類;刳物類;挽物類;剥ぎ板類・曲物類;箍物類;その他の諸職)