内容説明
酒田の商家の長男として生まれ、日本の数学史・科学史研究とその大衆化に巨大な足跡を残した小倉金之助。その生涯を、人びとの証言と発掘史料をもとに克明にたどる。詳細な年譜を付す。戦前・戦中・戦後を真摯に生きた数学者の葛藤を通して時代の変貌をも描く。
目次
幼少の頃(一八八五‐一九〇二)
東京遊学時代(一九〇二‐一九〇六)
不安の時期(一九〇六‐一九一一)
仙台時代(一九一一‐一九一七)
大阪時代前期(一九一七‐一九二七)
大阪時代後期(一九二八‐一九三七)
暗い谷間の中で(一九三七‐一九四五)
戦後(一九四六‐一九六二)
著者等紹介
阿部博行[アベヒロユキ]
1948年、山形県鶴岡市に生まれる。早稲田大学教育学部卒業、山形県立庄内農業高等学校教諭。『小倉金之助』により第8回「真壁仁・野の文化賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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