出版社内容情報
人生半ばにして官職を捨て,北方・南方の島々や近隣諸国の辺界に漂泊しつつ,日本近代の矛盾をいちはやく察知し告発した旧弘前藩士の旅と思考の道筋をあとづける。
内容説明
北方・南方の島々や近隣諸国の辺界から、日本近代の矛盾を見つめ告発した漂泊の志士・笹森儀助の旅と思考をあとづける。
目次
1章 幕藩体制の崩壊期から僻地開拓へ
2章 第一帝国議会の傍聴と西国への貧旅行
3章 千島・南島の探検
4章 奄美群島島司としての活躍と十島・台湾踏査
5章 北朝鮮国境周辺・シベリアの踏査
6章 第二代青森市長としての活動と晩年
著者等紹介
東喜望[アズマヨシモチ]
1932年、神戸市生まれ。法政大学大学院修了。和光大学・沖縄国際大学・法政大学文学部等の講師を歴任。現在、白梅学園短期大学教授・法政大学沖縄文化研究所所員・同大学大原社会問題研究所嘱託研究員
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感想・レビュー
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