笹森儀助の軌跡―辺界からの告発

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588314001
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1021

出版社内容情報

人生半ばにして官職を捨て,北方・南方の島々や近隣諸国の辺界に漂泊しつつ,日本近代の矛盾をいちはやく察知し告発した旧弘前藩士の旅と思考の道筋をあとづける。

内容説明

北方・南方の島々や近隣諸国の辺界から、日本近代の矛盾を見つめ告発した漂泊の志士・笹森儀助の旅と思考をあとづける。

目次

1章 幕藩体制の崩壊期から僻地開拓へ
2章 第一帝国議会の傍聴と西国への貧旅行
3章 千島・南島の探検
4章 奄美群島島司としての活躍と十島・台湾踏査
5章 北朝鮮国境周辺・シベリアの踏査
6章 第二代青森市長としての活動と晩年

著者等紹介

東喜望[アズマヨシモチ]
1932年、神戸市生まれ。法政大学大学院修了。和光大学・沖縄国際大学・法政大学文学部等の講師を歴任。現在、白梅学園短期大学教授・法政大学沖縄文化研究所所員・同大学大原社会問題研究所嘱託研究員
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感想・レビュー

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Hiroki Nishizumi

2
明治時代に沖縄・奄美諸島を始め、千島列島・沿海州など、いわゆる日本の辺境を探検した元弘前藩士笹森儀助の生涯。当時先島諸島に残っていた人頭税など南西諸島の実態を指摘した「南嶋探験」に興味があって読んでみた。彼の人となりしについての記述は充実しており、明治という時代を感じる。「南嶋探験」については特に深い解説はなかったので本書そのものを読んでみたい。2012/06/09

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