日本仏教の医療史

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  • サイズ B6判/ページ数 296,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588312120
  • NDC分類 490.21
  • Cコード C1021

内容説明

古来病苦は人の属性のようにもなっている。その病苦、そして、その先にある死苦に対して、人はどう向き合い、苦悶する人たちに対して仏教はいかに関わってきたのか。自然科学をベースとする医学を仏教はどのように取り込み、苦痛の解消に役立ててきたのか。仏教の病因論と治方論、祈療と医療の交錯、僧医の系譜、薬種の栽培と製薬、天皇の治療・看取りから癩者(ハンセン病者)へのまなざしまで、厖大な文献を渉猟し、絵巻に見る病の図像を参照しつつその歴史を克明に跡づける。

目次

生を脅かす病
仏教の病因論と治方論
交錯する祈療と医療
看取りと往生
天皇を看取る
時衆・遊行聖における病
絵巻にみる病の図像
病に向けられた仏教者の目
薬種の栽培と製薬に励む寺僧
僧と医師を兼ねる者たち
沢庵と白隠の医学
明治の医療政策と仏経

著者等紹介

新村拓[シンムラタク]
1946年静岡県生。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(早大)。京都府立医科大学教授、北里大学教授・副学長を経て、北里大学名誉教授。専攻は日本医療社会史。『古代医療官人制の研究』(1983年)、『日本医療社会史の研究』(85年)、『死と病と看護の社会史』(89年)、『老いと看取りの社会史』(91年)―以上の4書にてサントリー学芸賞を受賞(92年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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陽香

0
201310052021/07/09

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