旅の石工―丹波佐吉の生涯 (新装版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588300196
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

目次

佐吉との出会い
故郷竹田
石工修業
伊助大新屋へ
日下部の血
佐吉出奔
初めての旅・西行の旅
伊助の観音
少年石工義継
再びの但馬
石の笛
五寸三分の狂気
大燈寺で何があったか
ヒナ女の微笑
大地震の中で
よこもの
二人の名人
今里浜
蒼い狛犬
佐吉罹患
大阪舎利尊勝寺
佐吉の最期

著者等紹介

金森敦子[カナモリアツコ]
1946年、新潟県中蒲原郡横越村(現・新潟市)に生まれる。國學院大學文学部卒業。日本民俗学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫羊

32
良い本に出会えました。限られた手がかりを丁寧に、しかし時に大胆に読み解きながら、佐吉の人間像に迫った力作だと思います。佐吉の生涯を辿りながら、庶民たちの暮らしぶりや世相といったものを感じることができました。天下一と持て囃された名人佐吉の寂しすぎる最期でしたが、今はきっと、多くの傑作を残した大和の山々に抱かれながら安らかに眠っているのではないでしょうか。2018/06/12

佐藤一才

1
石工についてインタビュー形式で書かれた本は少ない。現場の声が聞けるものと思って読んでみたが、筆者が取材のために東奔西走する文面もなかなか面白かった。これは筆者の人柄だろう。肝心の石工についての内容だが、これはインタビューと筆者の解説を交互に織り交ぜたようなものだ。比率は解説寄りだが、これが非常にわかりやすく、専門的でもないので予備知識なしで読める。「丹波佐吉の生涯」と副題に書かれているが彼は伝説の石工と呼ばれていて石工界の西岡常一とも言えよう。石で尺八を作って皇居に献上したという逸話も残されている程だ。2012/06/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2316194
  • ご注意事項