楽園・味覚・理性―嗜好品の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 240,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784588276422
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

コーヒーの市民的理性とチョコレートのエロチシズム,喫煙のシンボリズムや酒の飲み方の人類学……嗜好品の歴史に時代・社会を読みとる味覚のイデオロギーの歴史。

目次

香辛料または近代の曙
コーヒーとプロテスタンティズムの倫理
チョコレート、カトリシズム、そしてアンシャン・レジーム
タバコの乾いた酩酊
産業革命、ビール、そして火酒
儀式
居酒屋
十九世紀の人工楽園

著者等紹介

シヴェルブシュ,ヴォルフガング[シヴェルブシュ,ヴォルフガング][Schivelbusch,Wolfgang]
1941年、ベルリンに生まれる。フランクフルト大学とベルリン大学で文学・哲学・社会学を修める。1973年以降、ニューヨークとベルリンに在住し、多彩な著作活動を展開。2003年にハインリヒ・マン賞を受賞、2005年にマルティン・ヴァルンケ・メダル(アビイ・ワールブルク基金文化学賞)を授与された

福本義憲[フクモトヨシノリ]
1947年生まれ。東京大学大学院修了。首都大学東京・東京都立大学教授。専攻、ドイツ語学・ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misui

10
香辛料、コーヒーやチョコレートや茶、果ては酒や麻薬まで、嗜好品と呼ばれるものの領域はまことに広い。本書は社会における嗜好品の受容を辿る文化史的な一冊で、各時代の嗜好品文化、その象徴的な意味合いを解き明かす。彼方から到来した新文化が一部の人にもてはやされ、上から下へと一般化の流れが進む。あるいはそうしたカオスの到来に社会がどう反応し、馴化していったか。これは境界線の引き直しの歴史と言ってもいいかもしれない。図版が多めなのもグッドです。2013/10/19

イノ

9
香辛料、コーヒー、タバコといった嗜好品から見た歴史。    今ではおなじみのシガレットタイプのタバコは女性が吸う物だったとか目覚めのコーヒーと誘うホットチョコレートの対極にある関係とか嗜好品がどう影響し広がって言ったのか。  当時の挿絵もふんだんに入っているので雰囲気が分かり易く蘊蓄も盛りだくさんでこういうのが読みたかった! おすすめです! 2017/07/15

あかふく

3
香辛料、タバコ、酒、アヘンといった嗜好品について、それがどの時代にどのように流行し、社会ではどのように扱われたのか、ということを相変らずテンポよく書いていく。面白いのは「コーヒーとプロテスタンティズムの倫理」かな。おおよそ、新しいものはどんどん「スピード化」を目指していくということが述べられていて、おそらく現代にまで続いてくる流れなのだろうということが示唆されている。これを読んで、同時代文学を読むと、面白い読みが簡単にできそう。2012/07/05

monado

1
コーヒー、タバコ、居酒屋、阿片といった嗜好品の文化史。全国民がアルコールに溺れていたイギリスに、コーヒーという醒めさせる飲み物がもちこまれて代替していったことから、コーヒーを「飲むプロテスタンティズムの倫理」であると喝破する。2024/05/13

namoken

0
昨今の禁煙とソフトドラッグ合法化の傾向が、300年前のコーヒー・タバコ興隆と同じく、社会構造の変化を反映しているという指摘が興味深かった。それにしても、古代の儀礼的要素を残しながらまだまだ生き延びていきそうな酒はすごいなあ。害があることは明白なのに。2017/06/04

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