内容説明
本州に生息するツキノワグマを中心に、熊と人との精神史的関係を描き、熊を通して人間の生存可能性にもおよぶ自然誌・動物文化史。
目次
敬われてきた熊
第1部 熊と人里(鳥海山のシシオジ・金子長吉と熊;朝日山麓の小田甚太郎熊狩記;大鳥の亀井一郎と熊;飯豊山麓藤巻の小椋徳一と熊;里と熊;熊と食;熊の捕獲;狩りの組織と村の変貌)
第2部 熊と人間が取り結ぶ精神世界(熊・母系・山の神;熊を敬う人々;山中常在で去来しない山の神、大里様と熊;闇の支配者;熊の霊;熊の頭骨;熊の像;熊祭りの性格)
第3部 文芸にみられる熊
熊神考
著者等紹介
赤羽正春[アカバマサハル]
1952年長野県に生まれる。明治大学卒業、明治学院大学大学院修了。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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