出版社内容情報
前作を刊行してから15年の間に新たにわかったこと、発見されたことを中心に、遊びの歴史を描く。とくに前作では言及しなかった中国や朝鮮、インドの遊びについて大きな紙幅を割き、シルクロードを経て日本に到達する過程も考察した。日本に関しては高校生のアンケート調査から、携帯ゲームやテレビゲームが普及し、伝統的な百人一首やかるたなどが凋落した近年の動きを報告する。
内容説明
将棋や囲碁から携帯ゲームまで。はるかな歴史を誇る朝鮮や中国、インドの遊びも紹介。
目次
第1章 遊びの日本小史
第2章 一六世紀の囲碁・将棋
第3章 盤上遊戯の新知見
第4章 他の遊戯の新知見
第5章 海外の研究
終章 独特の研究と課題
著者等紹介
増川宏一[マスカワコウイチ]
1930年長崎市に生まれる。旧制甲南高等学校卒業。以来、将棋史および盤上遊戯史を研究。大英博物館リーディングルーム・メンバー、国際チェス史研究グループ会員、チェス史研究支援財団名誉会員、チェス・コレクターズ・インターナショナル会員、遊戯史学会会長、日本将棋連盟将棋歴史文化アドバイザー。第17回将棋ペンクラブ大賞特別賞、第21回大山康晴賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。