内容説明
全国各地で発掘された考古資料を対象に科学的解析を行ない、縄文時代から現代に至る漆の技術と文化の歩みを総合的・体系的に跡づける初の試み。日本の代表的な工芸に結実した漆の文化が日本人の生活と精神にもたらした影響をさぐる。
目次
第1章 ウルシノキと漆の採取
第2章 漆の化学と伝統技術
第3章 漆器の分類と製作工程
第4章 新しい漆器研究
第5章 縄文時代の初期漆工技術
第6章 縄文漆文化の展開
第7章 弥生~古墳時代の漆器
第8章 古代の漆器生産
第9章 古代漆器の地域的展開
第10章 中世の漆器生産
第11章 中世漆器の地域的展開
著者等紹介
四柳嘉章[ヨツヤナギカショウ]
1946年、石川県に生まれる。國學院大學史学科卒業。漆器文化財科学研究所所長、美麻奈比古神社宮司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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