出版社内容情報
古墳や井戸等から出土する下駄に着目し,下駄が地上と地下の他界を結ぶ聖なるはきものであったという大胆な仮説を提出,日本の神々の忘れられた側面を浮彫にする。
内容説明
古墳や井戸の遺構などから下駄が多数出土することに着目し、それらをつぶさに調査・検討しつつ、下駄が地上と地下の他界をつなぐ祭祀品(聖なるはきもの)であったという大胆な仮説を提出し、日本の神々の忘れられた側面を浮彫りにする。
目次
第1章 はきものの歴史
第2章 考古学からみた下駄
第3章 下駄と井戸と便所
第4章 絵巻物にみる下駄をはく人物
第5章 下駄の使用法を探る
第6章 庶民化する下駄
著者等紹介
秋田裕毅[アキタヒロキ]
1943年生まれ。立命館大学大学院修士課程修了。日本文化史専攻。現在、(財)滋賀県文化財保護協会勤務
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