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出版社内容情報
明治初期から昭和40年代までの日本人の仕事着を収集・分類・精査して,高度経済成長期以前の日本人の衣生活文化の豊かさを見直し,リサイクル文化の原点を探る。
内容説明
明治初期から昭和40年までの農山村の野良着を収集・分類・整理し、それらの用途と年代、材質、形態などを精査して働く庶民の創意にみちた衣服のかずかずを復元・記録しつつ、高度経済成長期以前の日本人の衣生活文化の豊かさを見直す。
目次
第1章 農山村の女性と野良着
第2章 仕事と野良着の文化
第3章 野良着の移りかわり
第4章 農耕民具と習俗
第5章 ふるさとの山河
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樒
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資料としては興味深い。 こういう野良着は展示物の世界になりつつあるのでしょうね。少し前にヨーロッパで襤褸が流行った影響なのか、物凄い高値で売られていました。もう実物を入手出来そうにないので本で読みます。2016/12/16
kenitirokikuti
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「もんぺ」のあたりを読んだ。野良着といえばもんぺを連想するが、女性向けに股のある衣服が普及したのは戦後とかそういうレベル▲上衣の裾が長く、それをパンツに収めねばならないと、股下が深くならざるをえない2014/06/28
薔薇喰い姫
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写真が豊富で面白いんだけど、この著者、農家でどれだけこき使われか愚痴が多い(笑)資料としてはとてもいいんだけど。2011/11/25
高尾樹和
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鳥取、島根の山陰地方での明治〜昭和初期までの農村での暮しについて、野良着(作業着 )を通して見事に分析されています。自然由良の植物園から糸を紬、穴の空いたボロに何度も刺し子をして補修する。それは、おしゃれではなく貧しさゆえ。また、女性は田植え、育児、炊事など男性同様に仕事をしなくてはいけない時代であったことがよくわりました。ここに乗っていてる野良着の資料をみると、その彼女たちの手垢までがみえてくる気がしました。2023/11/29