ものと人間の文化史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588208713
  • NDC分類 625.3
  • Cコード C0320

出版社内容情報

永遠のかぐわしい果実として日本の神話・伝説に特別の位置を占めて語り継がれてきた橘をめぐって,その育まれた風土とかずかずの伝承の中に日本文化の特質を探る。

内容説明

永遠のかぐわしい果実として日本の神話、伝説に特別の位置を占めて語り継がれた橘をめぐって、その育まれた風土とかずかずの伝承を探り、永遠を求めた古代人の世界観が時空を超えて日本文化の象徴として今日にまで伝えられた経緯を辿る。

目次

神話・伝説と橘
常世国と橘
橘と天香久山
空海を通してみる、かぐや姫と橘
人名としての橘
歌に詠まれた橘
橘の意匠
橘風土記
柑橘類としての橘とその伝承

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きのたん

4
匂いをかいで昔を思い出し、常緑で永遠を確認する。風流でいいねぇ。参考文献が「常世論」とか「古代の虫まつり」「秀真伝」など、気になる題名がたくさんある。田道間守が橘を選んだのは、きっとこれがくぼんでて可愛いからだね。それにしてもこの表紙の絵なんだろ?2021/05/27

マゼンタシアン

1
古事記で垂仁天皇が常世の国に不老不死の薬を取りに行かせた話は有名だが、それが橘(今のミカン?)だったとは。親近感。確かに漢字 非時香菓(トキジクノカグノコノミ)を見ればまんま不老不死の果実。今思えば小学生の頃読んだ、萩原規子「白鳥異伝」(名作!)の主人公遠子のモデルはのヤマトタケルの妻、弟橘媛。かつては源平藤橘とまで言われたのに歴史の中に消えて行った橘一族だったり、聖徳太子の奥さんも橘大郎女だったり...。古代では様々なところで登場する橘が、なぜそれほど神聖視されたかを、その香りに着目して解き明かす一冊。2017/07/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1880980
  • ご注意事項

最近チェックした商品