出版社内容情報
世界各地の現地調査と文献資料を駆使して,古来至高の財宝とされてきた宝貝のルーツとその変遷を探り,貝と人間とのかかわりの歴史を「貝貨」の文化史として描く。
内容説明
世界各地の実地調査と文献資料を駆使して、古来至高の財宝とされてきた宝貝のルーツとその変遷を探り、貝と人間とのかかわりの歴史を「貝貨」を中心に描き出す。
目次
第1章 貝と人間(貝と人類との出会い;古代オリエント;古代アフリカ ほか)
第2章 貝と貨幣(貝貨とは;物品貨幣のいろいろ;貝と貨幣;貝の言葉・貝の文字)
第3章 タカラガイ(宝貝)類(世界のタカラガイ;「日本三名宝」;世界最高の貝 ほか)
感想・レビュー
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kenitirokikuti
6
図書館にて。琉球の明や清との交易品である貝殻細工や硫黄について調べ、硫黄については山川のリブレットを手にしたが、さて、貝貨に関する本はなんかなかったっけ…と書架を探ったが、なかなか難しかった。やっと見つけたのが本書であった。この「ものと人間の文化史」では先に「鮑(あわび)」が刊行されている。これは乾物がメインだよなぁ▲マストではないにせよ、潮干狩りをイメージすれば、食うための貝採取は遠浅の海が有利である。温暖から氷河期になると、遠浅の浜が露出する▲貝貨は巻貝が多い2023/01/23
へんかんへん
3
水鏡2017/06/20