出版社内容情報
古代オリエントに起ったパン食文化が中国・朝鮮を経て弥生時代の日本に伝えられたことを史料と伝承をもとに解明し,わが国パン食文化2000年の足跡を描き出す。
内容説明
日本のパン食文化のルーツを探る。史料と伝承をもとに、古代オリエントに起ったパン食文化が中国・朝鮮を経て約2000年前に出雲朝廷にもたらされたことを解明し、西洋伝来とされてきたわが国のパン食文化が、じつに2000年の歴史と伝統をもつことを説く。
目次
パンは神代に伝来した
麺から餅への変遷
文献にみる古代中国のパン
東アジア風パン道の起源
オリエントから倭人の島への道
弥生時代に伝来した胡餅文化
古代パン食文化の種々相
善哉餅の古名は神在餅
碾磑と胡餅の伝来事情
イランのパンが煎餅に化ける〔ほか〕