出版社内容情報
桶・樽出現以前から伝承され,古来最も簡便.重宝な木製容器として愛用された曲物の加工技術と機能.利用形態の変遷をさぐり,手づくりの「木の文化」を見なおす。
内容説明
日本の風土の中で生まれ、日常生活から神事、祭事にいたるさまざまな分野で、古来もっとも簡便・重宝な木製容器として愛用された曲物をめぐる知られざる文化を探る。桶・樽出現以前から連綿として伝承されるその高度な加工技術と多彩な機能・利用形態を考察する。
目次
第1章 水をめぐる生活と曲物
第2章 飲食用具としての曲物
第3章 衣と住と曲物
第4章 生業と曲物
第5章 諸職と曲物
第6章 運搬具としての曲物
第7章 霊の器としての曲物
第8章 正月・盆の曲物
第9章 民俗芸能と曲物
第10章 神事・仏事と曲物
第11章 曲物の技術
第12章 曲物の変遷
第13章 曲物風土記