出版社内容情報
養蚕の起源を神話や説話に探り,伝来の時期とルートを跡づけ,記紀.万葉の時代から近世に至るまで,それぞれの時代.社会.階層が生み出した絹の文化を描き出す。
内容説明
養蚕の起源を神話や説話に探り、伝来の時期とルートを跡づけ、記紀・万葉の時代から近世まで、それぞれの時代が生み出した絹の文化を描き出す。
目次
第1章 日本の養蚕の始まり(起源神話;死体化生神話;起源説話;『魏志倭人伝』;遺跡の絹;養蚕の伝来;語源考;古代の衣服と植物繊維)
第2章 古代の絹(『記紀』の蚕物語;『万葉集』の蚕物語;渡来人と絹作り;養蚕の奨励;律令制と絹;絹はどう使われたか;延喜式と絹;絹の美と贅)
第3章 中世の絹(倹約のすすめ;武家と絹;絹の生産と輸入)
第4章 近世の絹(増える絹輸入;生糸の増産;庶民と絹)