出版社内容情報
なぜ文化をめぐって衝突や軋轢、摩擦が起きるのか。日本人の問いは、西洋における哲学的問いの多くとは、なぜ異なっているのか。あらゆる文化に共存する二種類の概念を縦横に論じ、従来の日本人論や日本文化論、比較文化論や異文化コミュニケーション論の枠組みから、さらに文化決定論の限界を超えて、画期的な「文化哲学」を提示する。異文化間に存在する根源的問題に迫り、グローバル化なればこそ人文学の不可欠なことを明証する。
内容説明
哲学が正面切って“文化の壁”を突き崩す。なぜ文化をめぐって衝突や軋轢、摩擦が起きるのか。日本人の問いは、西洋の哲学的問いとは、なぜ異なっているのか。あらゆる文化に共存する画期的に重要な概念を見出し、従来の日本文化論や日本人論、比較文化論や異文化コミュニケーション論の限界を超えて、異文化の間に存在する根源的問題に迫り、グローバル化なればこそ人文学の不可欠なことを明証する。
目次
第1章 文化的指向性
第2章 インティマシーとは何か
第3章 インテグリティーとは何か
第4章 世界観としてのインティマシーとインテグリティー―認識論、分析と議論、形而上学
第5章 インティマシーとインテグリティーの規範的領域―美学、倫理学、政治学
第6章 異文化の衝突―インティマシーとインテグリティーが衝突するとき
著者等紹介
カスリス,トマス[カスリス,トマス] [Kasulis,Thomas P.]
イェール大学で博士号(Ph.D)を取得。博士論文は後に『禅の行為/禅の人格』として刊行される。オハイオ州立大学の比較文化学教授として長く宗教学、哲学、東アジア学を講じ、2015年に退職。現在は特別名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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