出版社内容情報
プロティノスに始まり,ベルクソン自身の哲学の関心と共感に関わるストア派やアレクサンドレイア学派を中心に講じギリシャ哲学史に至る。
内容説明
思想家として教示し、教示しつつ思考するベルクソンの、その哲学の成立過程および数々の根本的主題が初めて明らかにされる講義録。19世紀フランス思想は無論のこと現代哲学の展開を読解する上でも不可欠の資料である。
目次
1 プロティノス講義(プロティノスの生涯;プロティノスの業績と文献目録 ほか)
2 ギリシャ哲学―一八九四‐一八九五年 アンリ四世校(ヴァシェ)(ソフィスト以前のギリシャ哲学;ソフィストたちとソクラテス ほか)
3 哲学史―クレルモン=フェラン、ブレーズ・パスカル校、アレクサンドレイア学派をめぐる授業
4 ギリシャ哲学史―黒いノート(ソクラテス以前の哲学;イオニア派の思想家たち―タレス ほか)
著者等紹介
ベルクソン,アンリ[ベルクソン,アンリ][Bergson,Henri]
1859‐1941。パリ生まれ。フランスの哲学者。コラージュ・ド・フランス教授(1900)。アカデミー・フランセーズ会員(1914)。ノーベル文学賞(1927)
合田正人[ゴウダマサト]
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京都立大学人文学部助教授
高橋聡一郎[タカハシソウイチロウ]
1962年生まれ。東北大学文学部卒業。東京都立大学人文学部博士課程在学。専攻はミシェル・フーコー研究
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感想・レビュー
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roughfractus02
9
ベルクソンは哲学史が一本の時間直線上に収まらず、古代ギリシャ哲学と近代哲学が並行して現代(この講義は19世紀末)に流れ込んでいると考えたようだ。ギリシャ哲学を講じる本巻は、プロティノスに始まり、ソクラテスとソフィスト、プラトンとアリストテレス、そしてソクラテス以前の哲学からプラトンへと一つのテーマを巡ってギリシャ哲学を往復するような構成を採る。プロティノスでは「世界霊魂」からの転落として語られる時空の発生に関するこの形而上学的テーマは、意識、人格、主体、客体中心の近代哲学と別の潮流をなすと考えられている。2024/10/03
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