内容説明
フランス宗教改革の歴史を精査し併せて現下のプロテスタント迫害を糾弾しつつ信教の自由を説いたカルヴァン派宗教論争書。ベールの出発点でありその実像を伝える初期の代表作。付・マンブール『カルヴァン派史』全訳。
目次
マンブール氏の『カルヴァン派史』の一般的批判(一六八二年)
『マンブール氏のカルヴァン派史の一般的批判』の著者の新たなる手紙(一六八五年)
著者等紹介
野沢協[ノザワキョウ]
1930年鎌倉市に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。元東京都立大学教授、元駒沢大学教授。主な訳書にP.アザール『ヨーロッパ精神の危機』(第9回クローデル賞)、A.リシュタンベルジェ『十八世紀社会主義』(第19回日本翻訳文化賞)、『ピエール・ベール著作集 全8巻・補巻1』(全巻個人訳)(第2回日仏翻訳文学賞・第34回日本翻訳文化賞)など
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