目次
第1章 どのようにして利益は情念に対抗すべく持ち出されたか(栄光の観念とその没落;「ありのまま」の人間;情念を抑圧し、そして管理して;情念を相殺するという原則;情念の調教師としての「利益」と「諸利益」;新しいパラダイムとしての利益;利益が支配する世界の持つ財産、すなわち、可測性と恒常性;罪がなく穏和なものとしての金儲けと商業;おとなしい情念としての金儲け)
第2章 なぜ経済の拡大は政治秩序の改善をもたらすと考えられたのか(この学説の構成要素;関連しつつも、くいちがう見方)
第3章 思想史のエピソードをふりかえって(モンテスキュー、スチュアートのヴィジョンはどこで誤りを犯したのか;「利益の支配」対「プロテスタントの倫理」;今日の問題)
著者等紹介
ハーシュマン,アルバート・O.[ハーシュマン,アルバートO.] [Hirschman,Albert O.]
1915年ベルリンに生まれる。ベルリン大学で学び、反ナチ活動によって、パリへ亡命。高等商業学校で学ぶ。その後、ロンドン・スクール、トリエステ大学で学び、経済学者として、イタリアとフランスでデビューしたが、40年にアメリカにわたり、以後、開発経済論、組織論、政治・経済思想史などの広い分野で経験主義的で独創的な仕事をした。カリフォルニア大学、連邦銀行局、イェール大学、コロンビア大学、ハーバード大学、プリンストン大学などで研究員、教授を歴任。プリンストン高等研究所名誉教授
佐々木毅[ササキタケシ]
1942年、秋田県に生れる。東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授、東大総長を歴任。東京大学名誉教授。専攻、政治学史
旦祐介[ダンユウスケ]
1956年、東京に生れる。東京大学大学院総合文化研究科国際関係論専門課程博士課程修了。東海大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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