目次
根拠ある断念―「正しい生活」への問いに、ポスト形而上学的な答えは存在するのだろうか?
リベラルな優生学?―人類の倫理的自己理解をめぐる論争(人間の自然の道徳化とはどういうことか?;人間の尊厳vs.人間の生命の尊厳;道徳の類倫理学への組み込み;自然発生的なものと製作されたもの;道具化の禁止、誕生すること、そして自己自身でありうること;優生学の道徳的限界;類の自己道具化のためのペースメーカー?)
著者等紹介
ハーバーマス,ユルゲン[ハーバーマス,ユルゲン][Habermas,J¨urgen]
1929年ドイツのデュッセルドルフ生まれ。ゲッティンゲン、チューリヒ、ボンの各大学でドイツ文学、心理学、社会学、哲学を修め、56年フランクフルト社会研究所のアドルノの助手となり、フランクフルト学派第二世代としての歩みを始める。61年『公共性の構造転換』で教授資格を取得し、ハイデルベルク大学教授となる。64年フランクフルト大学教授、71年マックス・プランク研究所所長を歴任、82年以降はフランクフルト大学に戻り、ホルクハイマー記念講座教授を務め、94年退官
三島憲一[ミシマケンイチ]
1942年生まれ。大阪大学名誉教授。東京経済大学教授。専攻:社会哲学、ドイツ思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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