出版社内容情報
各種の香辛料が東西両洋の文化圏へ伝播.浸透する経緯を経済・文化の両面から描き,スパイス・ルート確立の道筋を解明するとともに風俗史の知られざる深奥を語る。
内容説明
熱帯アジア原産の各種香料薬品が東西の文化圏へ伝播・浸透した経緯を経済・文化・交通の各面から克明にたどり、スパイス・ルート確立の道筋を解明するとともに、スパイスにまつわる風俗史の知られざる深奥をさぐる。大航海時代におけるヨーロッパ人の東洋進出をはじめとして、スパイスをめぐる争いが東西文化交渉史におよぼしてきた重大な影響を説き明かす。
目次
第1部 中国の胡椒時代
第2部 香料群島(スパイス・アイランド)
第3部 異聞雑色