内容説明
偉大な化学者であり、物理学者であったマイケル・ファラデーが、たった一本のろうそくを題材として、クリスマスの休みにおこなった子供たちのための講演録。ろうそくの生いたち、その材料としくみ、炎の構造と明るさ、燃えるために必要なもの、燃えることによってできるもの、人間のからだとろうそくはどこが似ているか…など、ろうそくの燃焼に関連する目に見える現象・見えない現象の数かずをわかりやすく説きあかす。
目次
第1話 1本のろうそく―焔―そのもと―構造―動き―明るさ
第2話 ろうそくの焔の明るさ―燃焼に必要な空気―水ができること
第3話 できたもの、燃焼からできる水―水の性質―化合物―水素
第4話 ろうそくの中の水素―燃えて水になること―水のもう1つの成分―酸素
第5話 空気中の酸素―大気の性質―その固有性―ろうそくからできる、もう1つの産物―炭酸ガス―その性質
第6話 炭素すなわち炭―石炭ガス―呼吸と、それがろうそくの燃焼に類似している話―結びのことば
ファラデーの一生