出版社内容情報
アッシリア学の第一人者であるとともに料理愛好家でもある著者が楔形文字で書かれたレシピを解読して,最古の料理の素材と調理用具からテクニックまでを復元する。
内容説明
アッシリア学の第一人者であるとともに料理愛好家でもある著者が、楔形文字で記された最古のレシピを解読して、そのテクニックから材料と道具におよぶ具体像に迫る。死すべき存在(人間)の食べ物と、不死を可能にする神の食べ物とを区別する独特の神話構造にも言及した本書は、料理を手がかりとしたメソポタミア文化論でもある。
目次
古代メソポタミアの料理と食卓
舞台・背景・人々
資料
食物と食
火
加熱
かまと料理用具
脂肪分を含む煮込みスープによる間接加熱法
下ごしらえ
冷たい料理
温かい料理
料理人と料理の伝統
飲み物
食事と宴
神々の食卓
死者の食卓
食べること、生そして死
著者等紹介
ボテロ,ジャン[ボテロ,ジャン][Bott´ero,Jean]
1914年、南フランスのニース近郊に生まれる。はじめカトリック・ドミニコ会修道院付属の神学校で聖書学、哲学等を修めるが、やがてパリ国立高等研究院のR.ラバット教授の指導のもとにアッカド語、メソポタミア文献・歴史学を学び、フランス国立科学研究機関研究員を経て1958年よりパリ国立高等研究院教授
松島英子[マツシマエイコ]
1948年生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科、同大学院において美術史を専攻した後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等研究院においてアッシリア学を学ぶ。富山大学助教授、中近東文化センター研究員、中京女子大学人文学部教授を歴任。現在、法政大学講師
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感想・レビュー
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Kouro-hou
shizuca
Uzundk
すがし
sfこと古谷俊一