りぶらりあ選書<br> 戦争の機械―近代における殺戮の合理化

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りぶらりあ選書
戦争の機械―近代における殺戮の合理化

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  • サイズ B6判/ページ数 461,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588021978
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C1336

出版社内容情報

なぜ戦争があるのか。クラウゼヴィッツ,プルードン,エンゲルス,フロイトらの戦争イメージと戦争論を検証し,破壊と殺戮にいたるそのメカニズムを明らかにする。

内容説明

なぜ戦争があるのか?クラウゼヴィッツ、プルードン、エンゲルス、ラスキン、フロイトらの戦争イメージと戦争論を検証し、破壊と殺戮にいたるそのメカニズムを明らかにする。近代における殺戮の合理化。

目次

序論
コブデンの戦争批評
クラウゼヴィッツと摩擦
プルードンの『戦争と平和』
エンゲルスと未来の破壊的戦争
ド・クウィンシーの「もっともロマンティックなロマンス」
ラスキンと真の戦争の堕落
戦争の生物学
一八七〇年の後に
トンネル・ヴィジョン〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽてと

1
こんな本を手に取る人が最初に想起するのはもちろんドゥルーズ=ガタリの「戦争機械」だろうが、違いを強調するためにわざと『戦争の機械』にしたそうだ。本書の言う機械とは、人間が生み出したものだが、全く手に負えない非人間的な領域としての戦争を指している。内容としては、若干散漫で、戦争を様々な分野を以って分析していくというもの。納得なのは、シンクレアの『ジャングル』に登場するような屠殺工場を虐殺の合理化と結びつけていること。近代産業も戦争も非人間化していく一方であり、戦争はもはや文化とはいえないだろう。2016/07/10

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