出版社内容情報
起源から1930年代までの代表的作品を徹底的に聴き込み・分析して,ジャズのアフリカ的成分とその音楽言語の本質を明らかにしつつ驚異的な変容の過程をたどる。
内容説明
リズムはアフリカから、和声と旋律は西欧音楽から…という粗雑な一般論を排して、リズム、形式、和声、旋律、音色、即興の諸側面から、ジャズのアフリカ的成分を追跡。さらに、ジャズとアフリカ音楽、西欧音楽の相互比較を通じて、ジャズ独自の音楽言語とは何かを明らかにするとともに、起源から1930年代におよぶ代表的作品を徹底的に聴き込み・分析して、わずか一世紀に満たない期間に達成されたジャズの驚異的な変容の過程をあとづける。譜例多数収録。
目次
第1章 起源
第2章 端緒
第3章 最初の偉大なソロイスト
第4章 最初の偉大な作曲家
第5章 20年代の巨匠的演奏家
第6章 ビッグ・バンド
第7章 デューク・エリントンのスタイル