出版社内容情報
現代史の巨人・チャーチル90年の生涯を跡づけ,政治家としての勝利と敗北,栄光と悲哀を,人間としての正と負を余すところなく描いて〈偉大さ〉とは何かを問う。
内容説明
現代史の巨人・チャーチル九十年の生涯を、その内面に踏み込んで描く。名門の出自であることへの誇りと狂気の血筋であることへの不安、絵を愛し動物を愛した人柄と原爆投下を〈正義〉と言い切る精神、政治家としてのためらわざる決断と死を前にしての権力への執着…。その正と負を、勝利と敗北を、栄光と悲哀を余すところなく描き切った本書は、〈偉大さ〉とは何か、その内実と本質を終始一貫して読者に問いかける。
目次
イントロダクション
大いなる戦い
反抗の修得
射手座の新進議員
蝗の年月
勝利
萎れた花飾り