出版社内容情報
ドイツ民主共和国の「悲惨の40年」を回想しつつスターリン体制下の心理と病理を抉り出し,「バベルの塔」崩壊後の希望の原理を模索する。苦渋にみちた回想記。
内容説明
ドイツ民主共和国の「悲惨の40年」を回想し、さまざまな事件や人との出会い、政治と文学にかかわる人々の葛藤を描き、スターリン体制下の心理と病理を鋭く抉り出すとともに、〈バベルの塔〉崩壊後の希望の原理をさぐる。
目次
1 言葉は単語になる
2 兄弟よ、さあ手を取り合おう
3 ヴィルヘルム・ピークとオットー・グローテヴォール
4 自由ドイツ青年団
5 1953年6月17日
6 ヨハネス・R.ベッヒァー
7 運命を決した年1956年
8 ウルブリヒトと彼の協力者たち
9 追憶ハンナとクルト
10 バベルの塔の作家たち
11 ウーヴェ・ヨーンゾン、東ドイツを語る
12 円卓の騎士たち