出版社内容情報
十八世紀フランス啓蒙の最もラディカルな思想家、百科全書派の長にして変幻自在な作家、そして途方もない饒舌で知られるディドロ。読者を翻弄する語りの技巧と韜晦ゆえに容易な理解を拒みつづけてきたこの厄介な書き手の作品群を、二十世紀最高峰の読み手のひとりスタロバンスキーが驚くべき明晰さで読み切る。200年の時を超えてディドロの思考を甦らせ、そのテクストを自在に踊らせる批評実践の白眉!
【目次】
謝 辞
序 おしゃべりと叫び声
道具に似ようとしすぎると、道具になってしまうものだ
鶯と鳩
第一部 言葉の仕掛け
第1章 言葉の木
読書の秩序
第2章 他人の言葉
道徳性の証言としての翻訳
『クラウディウスとネロの治世に関する試論』
他人の代わりに語る者の喜劇
勝ち誇る外在性
書物と偶然
「墓の底からしか力強くは語れない」
第3章 寵姫の足元からジャックの膝へ
第二部 『ラモーの甥』
第4章 『ラモーの甥』の冒頭句
出だし
甥、冒頭の肖像
第5章 真実の抑揚
演劇の道徳化
抑揚の演劇?
嘲弄者の登場
禁忌を超えて
第6章 ベルタン邸の昼食会
旦那は笑わない
第7章 偉人と無個性な男
第8章 ディオゲネス
ディオゲネスの背後にはルソー
ディオゲネスの後はメニッポス
補遺 アリスティッポスに関する注
第9章 隔世遺伝の使用法について
第三部 『ダランベールの夢』
第10章 フィロゾフ、 数学者、 雑種
第四部 『運命論者ジャック」
第11章 証明術
デモントレ〔demontrer〕という単語の三つの語義
最初の落馬──他人の苦痛の証拠
われわれが望まずに行動していることを証明する二度目の落馬
第12章 「それぞれの弾丸には宛名札が付いている」
一貫性のなさと重複
偶然の批判と復権
二重の送付とは先行性なのか、それとも同時性なのか
運命を超えて
第五部 絵 画
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内容説明
十八世紀フランス啓蒙の最もラディカルな思想家、百科全書派の長にして変幻自在な作家、そして途方もない饒舌で知られるディドロ。読者を翻弄する語りの技巧と韜晦ゆえに容易な理解を拒みつづけてきたこの厄介な書き手の作品群を、二十世紀最高峰の読み手のひとりスタロバンスキーが驚くべき明晰さで読み切る。200年の時を超えてディドロの思考を甦らせ、そのテクストを自在に踊らせる批評実践の白眉!
目次
第一部 言葉の仕掛け(言葉の木;他人の言葉;寵姫の足元からジャックの膝へ)
第二部 『ラモーの甥』(『ラモーの甥』の冒頭句;真実の抑揚;ベルタン邸の昼食会;偉人と無個性な男;ディオゲネス;隔世遺伝の使用法について)
第三部 『ダランベールの夢』(フィロゾフ、数学者、雑種)
第四部 『運命論者ジャック』(証明術;「それぞれの弾丸には宛名札が付いている」)
第五部 絵画(画家の空間;夢の供犠;急流の上の水車)
著者等紹介
スタロバンスキー,ジャン[スタロバンスキー,ジャン] [Starobinski,Jean]
1920年スイスのジュネーヴ生まれの批評家、文学研究者。ジュネーヴ大学で精神医学と文学を修め、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学を経て、1958年から85年までジュネーヴ大学文学部教授として思想史を講義。テーマ批判で知られるジュネーヴ学派の旗手としてジャン=ジャック・ルソー論『透明と障害』で華々しく登場し、フランスのヌーヴェル・クリティークの一翼を担うとともに、近年では文芸批評と思想史を組み合わせた領域横断的な文化史・概念史を精力的に展開してきた。ジュネーヴ大学名誉教授。フランス学士院会員。1965年から92年までジャン=ジャック・ルソー協会会長。1998年にアカデミー・フランセーズのフランス語圏大賞を受賞。2019年3月没
井田尚[イダヒサシ]
1969年生。青山学院大学文学部フランス文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




