出版社内容情報
19世紀自然主義小説の最高峰、ゾラの一連の作品群はどのように創造されたのか? パリやメダンでの執筆環境の構築、ジャーナリズムでの毀誉褒貶、大学への受容の歴史、作品構想の調査ノート・準備資料や手稿にもとづく物語の生成研究、さらに現代のデジタルアーカイヴの発展まで、すでに一つの世界をなすゾラ研究の過去/現在を一望する。現代の文学研究を牽引する著者の初の日本語訳。
【目次】
凡例
用語解説
ゾラの主要作品リスト
まえがき
第一章 創作の場
1 貧しい青年のテーブル
2 パリ横断
3 メダン……二つの塔
4 亡命を遠ざける
5 写真家の部屋
第二章 アーカイヴ世界の歴史
1 例外的な遺産
2 グット=ドール街からパンテオンへ
3 大学での研究の黎明期
4 創造の小道
5 デジタル化した仕事場、基礎工事から仕上げまで
第三章 連作の胎内へ
1 ビッグバン──『ルーゴン=マッカール叢書』の「起源の手稿」
2 民族誌家から小説家へ
3 徐々に進む粗筋制作
4 「第三のゾラ」、創作現場へ
第四章 仕事場の経験を活かして
1 小説家の知的権威
2 仕事場の改善
結 論
訳者あとがき
原 注
文献一覧



