出版社内容情報
1781年から1806年までのわずか25年の間に、哲学の歴史を独自に開始し、かつ終焉させる何かが起こった。ドイツ観念論と呼ばれる思考が発見し遂行した哲学的理念の展開を、スピノザやゲーテをはじめとする数多くの先人・同時代人との対話や論争過程をつぶさに追い、徹底して内在的に跡づけたスリリングな書。現代に至る人間的思考を規定する条件と限界、そしてそれを超えるためのヒントがここにある。
内容説明
1781年から1806までのわずか25年の間に、哲学の歴史を独自に開始し、かつ終焉させる何かが起こった。ドイツ観念論と呼ばれる思考が発見し遂行した哲学的理念の展開を、スピノザやゲーテをはじめとする数多くの先人・同時代人との対話や論争過程をつぶさに追い、徹底して内在的に跡づけたスリリングな書。現代に至る人間的思考を規定する条件と限界、そしてそれを超えるためのヒントがここにある。
目次
第1部 「カントは帰結を与えたが…」(カントの「思考様式の変革」;批判と道徳;AからBへ;人はいかにしてスピノザ主義者になるのか;一から三が生じる ほか)
第2部 「…なお前提が欠けている」(フィヒテの「思考様式の完全なる革命」;道徳と批判;精神即自然?;直観的悟性の方法論;哲学は歴史を有するのか ほか)
著者等紹介
フェルスター,エッカート[フェルスター,エッカート] [F¨orster,Eckart]
1952年ドイツに生まれる。フランクフルトで哲学を学び、1982年オックスフォード大学で博士号を取得。ハーヴァード大学、スタンフォード大学、ミュンヘン大学、ジョンズ・ホプキンス大学等で教職を歴任。ベルリン・フンボルト大学名誉教授。カントならびにドイツ観念論、ゲーテの自然科学思想、ヘルダーリンなどに関する多数の著述で知られ、カント『オプス・ポストゥムム』英訳者としても著名。『哲学の25年』によって2017年、クーノ・フィッシャー賞を受賞
三重野清顕[ミエノキヨアキ]
1977年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。東洋大学文学部教授
佐々木雄大[ササキユウタ]
1978年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。日本女子大学人間社会学部講師
池松辰男[イケマツタツオ]
1988年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。島根大学教育学部講師
岡崎秀二郎[オカザキシュウジロウ]
1986年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、修士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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鴨長石
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おこっぺ牛乳