叢書・ウニベルシタス<br> プルーストとシーニュ

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叢書・ウニベルシタス
プルーストとシーニュ

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  • サイズ 46判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588011276
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C1398

出版社内容情報

正体不明の蜘蛛のような小説家の言葉が、一つの哲学的身体に巨大な巣をはりめぐらせ、波動を伝えて刺激し、実験的読解をうながした。シーニュ、文学機械、横断性、アンチロゴス、狂気の現前と機能……。哲学の思考に背反する思考のイメージを打ち立てるプルーストとともにドゥルーズが哲学の伝統に抗して哲学する。増補改訂後の決定版を新訳。

内容説明

『失われた時を求めて』は、哲学と競合する真実の探求の書である。正体不明の蜘蛛のような小説家の言葉が、一つの哲学的身体に巨大な巣をはりめぐらせ、波動を伝えて刺激し、実験的読解をうながした。シーニュ、文学機械、横断性、アンチロゴス、狂気の現前と機能…。哲学の思考に背反する思考のイメージを打ち立てるプルーストとともにドゥルーズが哲学の伝統に抗して哲学する。増補改訂後の決定版新訳。

目次

第1部 もろもろのシーニュ(シーニュのタイプ;シーニュと真実;学習;芸術のシーニュと“本質”;記憶の第二の役割;系列と集団;シーニュの体系における多元主義;思考のイメージ)
第2部 文学機械(アンチロゴス;箱と器;“探求”の水準;三つの機械;スタイル;狂気の現前と機能、蜘蛛)

著者等紹介

ドゥルーズ,ジル[ドゥルーズ,ジル] [Deleuze,Gilles]
1925年生まれ。哲学者。1995年死去

宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年生まれ。立教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かふ

18
「シーニュ」とは、英語の「サインsign」ということらしい。いきなりフランス語で言われてもわからん。そこから想像するしかないのだ。言葉には元々の意味があって、例えばフランス語だったらラテン語起源とか。そういう起源性を求めて厳密な言語(ロゴス)を追求していくのがそれまでの哲学的態度であったが、ドゥルーズはそれを芸術の中で開示していく。「問い」として、回答として収益される知識ではなく、問題を前に進めるための学問なのだ。以下、https://note.com/aoyadokari/n/n467e8252f69d2022/02/03

かんちゃん

2
真実を探求する精神はアプリオリには存在せず、具体的な状況において駆り立てられる。真実とは、あらかじめ存在する善意の産物ではなく、思考における暴力の結果である。埋め合わせの補償としての学習。シーニュは、本質は、差異を内在し、反復を通じて、折りたたまれた状態から展開され、思考を、解釈を、学習を強制させる。2022/04/24

mada

1
わーからん2023/12/17

uchiyama

1
何のことやら、おいてけぼり…な箇所がいっぱいなのに、とんでもなく面白くて一気読み。「数多のカオスに他ならない一つの世界にあって、芸術作品の形式的構造だけが、他のものに依存しないかぎり統一性として寄与することが出来る」。「思考しようとする善意に基づくかぎり、恣意的で抽象的にとどまる」しかない真実の探究方法を斥けて、「思考を強いる」シーニュの「解釈」、「解読」に賭ける者としてのプルーストを、これまた「解読」したこの本の最後、「シーニュによって震える」巣と蜘蛛のイメージ、痺れます。確かにこの本は「シビレエイ」。2023/07/30

kana0202

1
めちゃおもろくて、ドゥルーズの著作の中では最速で読み終わった。まだ消化し切れていない部分もあるが。確かに友情や学問というのは合理的であらかじめある真実を追い求める。対して芸術と愛は、愚かで凡庸なのだが、ある種のーどんな種のかを言うのはむずかしい、ということに特徴があるー出会い、困惑、暴力なのかもしれない。シーニュにさらされること。流されること。tumbleweeding!『失われた時を求めて』とこれは、今後の友人関係、社交関係、そして恋愛関係にpracticalな道具となる。2021/10/14

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