叢書・ウニベルシタス<br> カンギレムと経験の統一性―判断することと行動すること 1926‐1939年

個数:

叢書・ウニベルシタス
カンギレムと経験の統一性―判断することと行動すること 1926‐1939年

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 404,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010507
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

出版社内容情報

「判断」から生命、医学を参照する「価値」と「行動」の哲学へ。その独創的な「生きているものの哲学」はいかにして創出されたのか。カンギレムのエピステモロジーは、承服しがたいものと判断された「現在」と常に格闘し、抵抗する戦闘的エピステモロジーである。カントに源泉をもつ「判断」の哲学から、「生命」そして「医学」を参照する「価値」と「行動」と「選択」の哲学へ。新たな現実を創り出すべく、危険を冒し、行動的に参与する〈哲学者カンギレム〉の知的道程と、その独創的な〈生きているものの哲学〉を明らかにする。

緒言 クロード・ドブリュ



序章 「仮面を被って進み出る」──哲学者カンギレム

 逆説的な影響力を持った専門的な著作

 カンギレムの戦闘的エピステモロジー

 生命と論争

 「生物学的規範性」という概念の形成



第一部 判断することと行動すること(1926─1934年)

──カンギレムと反省的「思考様式」



第一章 アラン

 「剥き出しの事実」という概念の批判

 カント認識論の人間学的地滑り

 「真の哲学者」

第二章 反省的分析──ある哲学的「思考様式」

 知覚することとは判断することである

 アランとベルクソン──ある「流派の対立」

 ラニョーと「カントの教え」

 一九世紀末フランスのカント受容

第三章 〈私は考える〉

 ラシュリエ──帰納の基礎

 ラニョー──知覚の基礎

第四章 精神対世界

 「根源的─論争的」統一

 『海辺の対話』──悟性の哲学のためのマニフェスト

 現実存在の衝撃

 労働──人間的活動のパラダイム

第五章 反省的分析の道徳的帰結

 認識の理論を経由する道徳

 懐疑──自由の証拠

 「自由の論理」

 精神──価値づけの力能



移行のために──〈コギト〉の消尽

 「個人的な問い」

 〈私は考える〉解体の歴史

 『言葉と物』を読むカンギレム

 反省的「様式」は断念されるべきなのか



第二部 行動することと判断すること(1935─1939年)

──行動の火急性が悟性を超え出るということ



第六章 判断について

 判断するとはいかなることか

 判断すること、それは意志すること=望むことである

 治療すること、それは判断することである

第七章 『ファシズムと農民』──マルクス主義と「裁かれた」歴史

 歴史的必然性の哲学

 唯物論とはフェティシズムである

 価値の歴史性という問題──ストア派としてのアラン

 アランの方法における死角

 価値の唯一性という問題

第八章 超え出られる悟性

 〈技術〉と価値の哲学

 行動とは何か──崇高なるカヴァイエス

 「デカルトと技術」──転換点となるテクスト

 「生きているものの要求」

 生きているもの──なおかつ人間として

第九章 必然性の判断に対する行動の還元不可能性

 アラン──それは「失効した哲学」か「承認された哲学」か

 「〈傲慢な=推定的な〉行動」の権利回復

 技術と科学の〈相互追い抜きレース〉

 リスク、誤謬、無謀さ

 創造的擬制=フィクション



結論



訳者あとがき



主要参考文献

グザヴィエ・ロート[ロート グザヴィエ]
(Xavier Roth)
エクサンプロヴァンスのレ・ミル強制収容所(Camps des Milles)・歴史・人間科学博物館の研究員などを経て、現在はグルノーブル?アルプ大学教育学研究科准教授。専門は規範性の哲学。本書は、2010年にカナダ・ケベック大学モントリオール校およびフランス・エクス?マルセイユ大学(旧プロヴァンス大学)に提出した博士論文をもとにしている。2011年から刊行が始まった『カンギレム全著作集(?uvres compl?tes)』第1巻では編集委員に加わり、カンギレムとカミーユ・プラネの共作になる教科書『論理・道徳概論(Trait? de Logique et de Morale)』の解説を担当。

田中 祐理子[タナカ ユリコ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(超域文化科学専攻・表象文化論)博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、京都大学人文科学研究所助教。専門は哲学、近代医学思想史。著書に『科学と表象――「病原菌」の歴史』(名古屋大学出版会、2013年)。共著に金森修編『合理性の考古学――フランスの科学思想史』(東京大学出版会、2012年)、富永茂樹編『啓蒙の運命』(名古屋大学出版会、2011年)など。

内容説明

カンギレムのエピステモロジーは、承服しがたいものと判断された「現在」と常に格闘し、抵抗する戦闘的エピステモロジーである。カントに源泉をもつ「判断」の哲学から、「生命」そして「医学」を参照する「価値」と「行動」と「選択」の哲学へ。新たな現実を創り出すべく、危険を冒し、行動的に参与する“哲学者カンギレム”の知的道程と、その独創的な“生きているものの哲学”を明らかにする。

目次

「仮面を被って進み出る」―哲学者カンギレム
第1部 判断することと行動すること(一九二六‐一九三四年)―カンギレムと反省的「思考様式」(アラン;反省的分析―ある哲学的「思考様式」;“私は考える”;精神対世界;反省的分析の道徳的帰結)
移行のために―“コギト”の消尽
第2部 行動することと判断すること(一九三五‐一九三九年)―行動の火急性が悟性を超え出るということ(判断について;『ファシズムと農民』―マルクス主義と「裁かれた」歴史;超え出られる悟性;必然性の判断に対する行動の還元不可能性)

著者等紹介

ロート,グザヴィエ[ロート,グザヴィエ] [Roth,Xavier]
エクサンプロヴァンスのレ・ミル強制収容所(Camps des Milles)・歴史・人間科学博物館の研究員などを経て、現在はグルノーブル=アルプ大学教育学研究科准教授。専門は規範性の哲学

田中祐理子[タナカユリコ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(超域文化科学専攻・表象文化論)博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、京都大学人文科学研究所助教。専門は哲学、近代医学思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。