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内容説明
1960年代フランスの知的沸騰のなかで生まれ、痕跡、差延、脱構築などのデリダ的概念を展開した本書は、構造主義以後の思想界を決定づける著作となった。ルーセ、フーコー、ジャベス、レヴィナス、アルトー、フロイト、バタイユ、レヴィ=ストロースらの読解を通じて、主体と他者、言語と表象、存在と歴史についての哲学的思考を根底から書き換えた名著。
目次
1 力と意味作用
2 コギトと狂気の歴史
3 エドモン・ジャベスと書物の問い
4 暴力と形而上学―エマニュエル・レヴィナスの思想についての試論
5 「発生と構造」と現象学
6 吹きこまれ掠め取られる言葉
7 フロイトとエクリチュールの舞台
8 残酷演劇と再現前化の閉域
9 限定経済から一般経済へ―留保なきヘーゲル主義
10 人間科学の言説における構造、記号、遊び
11 省略
著者等紹介
デリダ,ジャック[デリダ,ジャック] [Derrida,Jacques]
1930‐2004。アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者。パリの高等師範学校で哲学を専攻。同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授を務める。西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域―文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか―に多大な影響をもたらした
合田正人[ゴウダマサト]
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京都立大学大学院博士課程中退、同大学人文学部助教授を経て、明治大学文学部教授
谷口博史[タニグチヒロシ]
1962年長崎県生まれ。一橋大学法学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、中央大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たぬき