叢書・ウニベルシタス<br> 哲学者の使命と責任

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叢書・ウニベルシタス
哲学者の使命と責任

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009655
  • NDC分類 137
  • Cコード C1310

内容説明

イタリアの碩学ヴァッティモによる思想エッセイ。哲学は即効性こそないにしても、長い目で見れば社会の変革に寄与しうるはずであり、それも哲学の負うべき責任のひとつだと主張。彼が「弱い思考」を提唱するに至る経緯とその意義を論じたダゴスティーニの解説付き。

目次

哲学と科学(カント以後、ヘーゲル以後;エアアイクニスの閃き ほか)
哲学、歴史、文学(真理、レトリック、歴史;歴史と存在論は両立不可能であるか ほか)
哲学における論理(論理学ともろもろの論理学;論理学と存在の歴史 ほか)
真理を語る(真理の神、主よ、あなたはわたしを贖ってくださいました;永遠の饗宴 ほか)
哲学への召喚と哲学の責任(新聞に寄稿すること;一人称で書くこと ほか)

著者等紹介

ヴァッティモ,ジャンニ[ヴァッティモ,ジャンニ][Vattimo,Gianni]
1936年トリーノ生まれ。トリーノ大学文哲学部でルイージ・パレイゾンに導かれ、ハイデルベルク大学留学中はK.レーヴィットとH.G.ガダマーの薫陶を受ける。現在は、トリーノ大学理論哲学講座の正教授を務めるほか、『ラ・スタンパ』、『レプッブリカ』、『エスプレッソ』などの新聞・雑誌の論説委員でもある。急進党に始まって、トリーノ同盟、左翼民主党、イタリア共産主義者党と、所属政党をつぎつぎに変えながら、政治活動も積極的に展開している

上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年兵庫県尼崎市生まれ。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ecriture

11
「全ては解釈にすぎない→それもまた解釈にすぎない→それがどうした」というニーチェの「完成された」ニヒリズムからなる弱い思考、そして<存在>の歴史及び(ニーチェ・スピノザ的)運命への愛を特徴とするヴァッティモの思想がわかりやすく書かれている。フランスの中途半端なニヒリズムとイタリアの「完成された」ニヒリズムの違いはまさしく<存在>が辿った運命と歴史を思わせる。プロレタリア階級の出であり、社会変革を望むようになった運命、哲学科に登録した偶然、偶然と必然を転換しながら、問いや答え・<存在>の歴史と重みを考える。2014/07/09

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