内容説明
初期ダーウィンの進化のモデルは系統樹ではなく珊瑚(サンゴ)であった―初期のスケッチや覚え書きの分析を通してその事実に迫り、自然科学におけるイメージの意味、知の構築においてイメージが持ちうる可能性を掘り起こす超領域的ダーウィン研究。
目次
1 拾得物(一八三四年)
2 樹から珊瑚へ(一八三七年)
3 ストリックランドの対案(一八四〇年)
4 円環のスケッチからダイアグラムへ(一八五一‐一八五八年)
5 『種の起源』の図版(一八五九年)
6 珊瑚の博物学
7 進化と美の問題
著者等紹介
ブレーデカンプ,ホルスト[ブレーデカンプ,ホルスト][Bredekamp,Horst]
1947年生まれ。ベルリン・フンボルト大学教授(美術史)。2003年から学術雑誌『知のイメージ世界』の編者もつとめている
濱中春[ハマナカハル]
1969年生まれ。法政大学社会学部准教授(ドイツ文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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