内容説明
南北戦争、普仏戦争、第一次大戦において敗者はいかにして回復・再生したか―。敗者のエネルギーを比較文化史的に考察。
目次
序章 敗北ということ(「夢の国」;目覚め ほか)
1 アメリカ南部(特有の道;社会主義としての奴隷制度のテーゼ ほか)
2 フランス(敗北の展開;パリ戦争 ほか)
3 ドイツ(「戦場では不敗」;背後からの一突き(匕首伝説) ほか)
終章 倒れる、そして崩壊
著者等紹介
シヴェルブシュ,ヴォルフガング[シヴェルブシュ,ヴォルフガング][Schivelbusch,Wolfgang]
1941年、ベルリンに生まれる。フランクフルト大学とベルリン大学で文学・哲学・社会学を修める。1973年以降、ニューヨークとベルリンに在住し、多彩な著作活動を展開。2003年にハインリヒ・マン賞を受賞。2005年にマルティン・ヴァルンケ・メダル(アビイ・ワールブルク財団文化学賞)を授与される
福本義憲[フクモトヨシノリ]
1947年生まれ。東京大学大学院修了。首都大学東京・東京都立大学教授。専攻、ドイツ語学・ドイツ文学
高本教之[タカモトノリユキ]
1968年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京都立大学人文学部助教
白木和美[シラキカズミ]
早稲田大学第一文学部卒業。東京都立大学人文科学研究科ドイツ文学専攻修士課程修了、同博士課程単位取得退学。都立高校・首都大学非常勤講師。専門は中世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。