出版社内容情報
民衆に親しまれ受容された宗教観とは何か。弁論家・歴史家・墓碑銘などの文献資料を渉猟し,偉大な詩人や哲学者の思想を理解する前提としての民衆宗教を描き出す。
内容説明
アテナイ民衆に親しまれ受容された宗教観・信仰を同時代の弁論作家・歴史家・墓碑銘・献辞・祭祀規則などの文献資料を渉猟し考察。ソポクレス、ソクラテス、プラトンら独自の宗教観に生きた詩人・哲学者たちの思想を理解する前提としての「民衆宗教」を描き出す。
目次
神事をまず第一に
神々が介在する諸領域
神々と人間の正義
神々と誓い
占卜
神々と死
神々の介在の本性
神々の自然本性
死後の生
民衆宗教の社会的諸相
宗教的信仰の通念
若干の歴史的考察
著者等紹介
マイケルソン,ジョン・D.[マイケルソン,ジョンD.][Mikalson,Jon D.]
1943年生まれ。ヴァージニア大学古典学教授で、現代のギリシャ宗教史研究の分野で主導的役割を果たしている
箕浦恵了[ミノウラエリョウ]
1935年生まれ。大谷大学名誉教授。専門は古代ギリシャ哲学・宗教史
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