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出版社内容情報
自由をめぐる近代思想の系譜を峻別しつつ,モンテーニュ,ルソー,バンジャマン・コンスタンというユマニストたちの思想を詳細に検討し,その未知の可能性をさぐる。
内容説明
ルネサンス期のモンテーニュ、啓蒙主義の世紀のルソー、フランス革命前後のコンスタン―偉大なユマニストたちの思想の系譜を詳細に検討しつつ人間主義の思想のモデルを再構築し、崩壊に瀕した人間のモラルと民主主義の原理を問う。
目次
序章 知られざる契約
第1章 四つの系譜の展開
第2章 自律性の宣言
第3章 相互依存
第4章 一人で暮らす
第5章 愛の道
第6章 個人―複数性と普遍性
第7章 価値の選択
第8章 人間性のために作られた道徳
第9章 高揚の欲求
終章 人間主義者の賭け
著者等紹介
トドロフ,ツヴェタン[トドロフ,ツヴェタン][Todorov,Tzvetan]
1939年、ブルガリアに生まれる。ロラン・バルトの指導のもとに『小説の記号学』(67)を著して構造主義的文学批評の先駆をなした。91年、『歴史のモラル』でルソー賞を受賞。現在、国立科学研究所(CNRS)の芸術・言語研究センターで指導的立場にある
内藤雅文[ナイトウマサフミ]
1952年生。筑波大学大学院文芸言語研究科各国文学専攻博士課程修了。フランス文学専攻(マルセル・プルーストの研究)。現在、武蔵大学非常勤講師
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