• ポイントキャンペーン

叢書・ウニベルシタス
非人間的なもの―時間についての講話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784588007446
  • NDC分類 114
  • Cコード C1310

出版社内容情報

「非人間的なもの」とは人間主義が張り巡らした陰謀の網を破り擦り抜ける営みとする観点から,人間の意識と時間を論じ,絵画や音楽を語るリオタール晩年の講演集。

内容説明

「非人間的なもの」とは何か?それは人間主義が張り巡らした陰謀の網を突き破って、「人間」なるものの姿を描き出す制度をすりぬける営み、とする観点から人間の他者性や時間性を論じ、絵画や音楽を語るリオタールの「芸術論」としても重要な晩年の講演集。

目次

身体なしで思考することは可能か
モデルニテを書き直す
物質と時間
ロゴスとテクネー、あるいは電信
今日、時間とは
瞬間、ニューマン
崇高と前衛
「コミュニケーションを欠いた―コミュニケーション」としての何ものか
表現、現前、現前不可能なもの
言葉、スナップショット
崇高以後―美学の状況
保存と色彩
神とマリオネット
聴従
逃亡の地
ドムスと百万都市

著者等紹介

リオタール,ジャン=フランソワ[リオタール,ジャンフランソワ][Lyotard,Jean‐Francois]
1924年、ヴェルサイユに生まれる。現象学とマルクス(そして後にフロイト)を思想的源泉とし、それらの批判的再検討を通じて政治、経済、哲学、美学など多方面にわたる理論的・実践的活動を展開し、20世紀後半のフランスを代表する思想家・哲学者として広く知られている。パリ(第八)大学教授を経て、国際哲学学院長等をつとめた。『現象学』(54)を著したのち、アルジェリアでマルクス主義の内部批判グループ「社会主義か野蛮か」に参加、戦闘的マルクス主義者として実践活動に従う。グループの内部分裂を機にパリに戻り、マルクス研究に精力的に取り組む。68年の五月革命に積極的に身を投じ、その体験のなかから、彼の思想的総決算ともいうべき『ディスクール、フィギュール』(71)および『マルクスとフロイトからの漂流』(73)を著して思想的跳躍の基盤を固め、さらに『リビドー経済』(74)によって独自の哲学を構築した。1998年4月死去

篠原資明[シノハラモトアキ]
1950年生まれる。京都大学大学院博士課程修了。京都大学教授

上村博[ウエムラヒロシ]
1963年生まれる。京都大学大学院博士課程中退。京都造形芸術大学助教授

平芳幸浩[ヒラヨシユキヒロ]
1967年生まれる。京都大学大学院博士課程修了。国立国際美術館研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬき

0
身体なしで思考することは可能か、の章、現象学的な身体ー性別化された身体。ポスト太陽。ラカン、バタイユだな。2020/08/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/324755
  • ご注意事項