出版社内容情報
ウェーバー的立場から,西洋的概念による視座を東洋の宗教文化に適用する。現代における宗教と社会の諸問題,その緊張関係を構造的に読み解き,研究の方途を示す。
内容説明
宗教セクト論や世俗化論の提唱者として知られる著者が、ウェーバー的立場から、自身の理論を再整理して、西洋的な概念による視座を東洋の宗教文化に適用する試み。現代における宗教と社会との諸問題、その緊張関係を構造的に読み解き、宗教研究の再検討に資す。
目次
第1章 科学としての宗教社会学
第2章 現代社会における宗教の機能
第3章 文化と宗教―東洋と西洋
第4章 セクトの社会学
第5章 新宗教運動―類似と相違
第6章 世俗化とその不満
著者等紹介
ウィルソン,ブライアン[ウィルソン,ブライアン][Wilson,Bryan]
1926年イギリスに生まれる。1955年当該学術年度の最優秀学位論文(PH.D)と認められ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスよりハチンソン・メダルを授与される。1963年よりオール・ソウルズ・カレッジの研究員(Fellow)。71‐75年国際宗教社会学会会長。93年オックスフォード大学オール・ソウルズ・カレッジ名誉教授となる。実証的な宗教社会学研究の第一人者として、長らく指導的な役割を果たし、多くの研究者を育てた。現在も国際宗教社会学会の終身名誉会長として活躍している
中野毅[ナカノツヨシ]
1947年生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。筑波大学大学院哲学思想研究科単位取得退学。現在、創価大学文学部教授、(財)東洋哲学研究所主任研究員
栗原淑江[クリハラトシエ]
1952年生まれ。創価大学文学部社会学科卒業。創価大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程修了。現在、(財)東洋哲学研究所主任研究員、創価大学講師。専門は社会学、女性学
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