出版社内容情報
生命・技術・科学的認識の連関にかんする問題編成に正面から立ち向かったラディカルな哲学的思考。カンギレムの生命哲学を理解する上でその原点が示される著作。
内容説明
生気論の諸相、有機体と機械、生体とその環境など、生命・技術・科学的認識の連関にかんする問題編成に立ち向かうラディカルな哲学的思考。フーコー、セール、ブルデューら諸思想に多大な影響を与えたその哲学の原点。
目次
1 方法(動物生物学における実験)
2 歴史(細胞理論)
3 哲学(生気論の諸相;機械と有機体;生体とその環境;正常なものと病理的なもの;奇形と怪物的なもの)
著者等紹介
カンギレム,ジョルジュ[カンギレム,ジョルジュ][Canguilhem,Georges]
1904年フランス西南部のカステルノダリーに生まれる。ソルボンヌで哲学を、ストラスブール大学で医学を修め、バシュラールに師事して科学哲学研究者の道を歩む。バシュラールの後任としてパリ大学科学史・技術史研究所長をつとめ、1955年から71年までソルボンヌの教壇に立ち、科学史・科学哲学を講じた。科学哲学、医学、生物学にわたる深い学殖をもとに、概念の生成を歴史的に究明し、アルチュセール派、ラカンの後継者たち、さらにはフーコー、ダゴニェ、ブルデュー、セールらに大きな影響を与えた。95年9月死去
杉山吉弘[スギヤマヨシヒロ]
1947年北海道に生まれる。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、札幌学院大学人文学部教授。専攻、現代フランス哲学
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まゆ@読書垢
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