叢書・ウニベルシタス
フレーゲの哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588007217
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1310

出版社内容情報

現代論理学の創始者でありラッセル,ウィトゲンシュタインらへの多大な影響を通して20世紀分析哲学の展開を方向づけたフレーゲの仕事全体を著作史的に展望する。

内容説明

現代論理学の創始者であり、ラッセル、ウィトゲンシュタインらへの多大な影響を通して、20世紀における分析哲学の展開を方向づけたフレーゲの全体像。

目次

フレーゲ哲学への伝記風の手引き
『概念記法』
『算術の基礎』
関数、概念、対象
意義と指示(意味)
『算術の基本法則』
『論理探究』
フレーゲの業績

著者等紹介

ケニー,アンソニー[Kenny,Anthony]
1931年リヴァプール生まれ。グレゴリアン大学(ローマ)、オックスフォード大学に学ぶ。1961年哲学博士、80年文学博士。61年以降リヴァプール、オックスフォード、ケンブリッジ等の各大学講師。74年英国学士院会員。79年エディンバラ王立協会会員。78年以降オックスフォード・ベイリオル・コレジ主事、ローズ・ハウス主事を歴任。現在ブリティッシュ・ライブラリ評議会議長。神学研究から出発し、古代から現代におよぶ心の哲学を中心とした幅広い著作活動を行なっている。『フレーゲの哲学』のほかに『ウィトゲンシュタイン』、『トマス・アクィナスの心の哲学』が邦訳されている

野本和幸[ノモトカズユキ]
1939年生まれ。62年国際基督教大学卒業。67年京都大学大学院(哲学)博士課程修了、文学博士。現在東京都立大学教授(哲学)。主要著訳書に『フレーゲの言語哲学』(勁草書房)、『現代の論理的意味論』(岩波書店)、『意味と世界』(法政大学出版局)、ケルナー『カント』(みすず書房)、デヴィドソン『真理と解釈』(共訳)、『フレーゲ著作集』全6巻(編・共訳、以上は勁草書房)、パトナム『理性・真理・歴史』(共訳)、ケニー『ウィトゲンシュタイン』(以上は法政大学出版局)他

大辻正晴[オオツジマサハル]
1964年生まれ。95年東京都立大学大学院(哲学)博士課程単位取得退学。現在熊本大学文学部助教授。翻訳に、フレーゲ「論理学〔I〕」「論理学〔II〕」(『フレーゲ著作集4』所収)

三平正明[サンペイマサアキ]
1966年生まれ。98年東京都立大学大学院(哲学)博士課程単位取得退学。現在日本学術振興会特別研究員。翻訳に「算術の基礎」(『フレーゲ著作集2』所収、共訳)

渡辺大地[ワタナベダイチ]
1971年生まれ。東京都立大学大学院(哲学)博士課程在学中。翻訳に、フレーゲ「算術の形式理論について」(『フレーゲ著作集2』所収)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

有沢翔治@文芸同人誌配布中

3
 フレーゲ(とウィトゲンシュタイン)は分析哲学の始祖として有名ですが、その分析哲学とは、言語を論理記述によって把握しようという試みです。始め、『算術の基礎』という著作からも解るように彼は数学(算術)から出発しました。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/50799932.html2009/03/01

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