叢書・ウニベルシタス
報酬主義をこえて

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  • サイズ B6判/ページ数 430,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588007040
  • NDC分類 141.72
  • Cコード C1336

出版社内容情報

職場や学校・家庭において,報酬による動機づけはいかに不毛であるか,どのような問題が発生するかを具体例にもとづいて明らかにし、内発的動機づけの重要性を説く。

内容説明

職場や学校、家庭にはびこる通俗行動主義の「常識」を覆し「人間」を育てる道を探るアルフィ・コーンの新著。経営者・管理者、先生方、そして父親・母親であるあなたのために。

目次

第1部 報酬反対論(スキナー箱に入れられて―行動主義の遺産;報酬を与えるのは正しいか;報酬は効果があるか;ニンジンの問題点―報酬が効果的でない四つの理由;興味を損なう―報酬が効果的でない第五の理由;賞賛の問題点)
第2部 報酬の現実(業績給―行動主義は職場でなぜ効果がないか;学習へのエサ―行動主義は学校でなぜ効果がないか;アメで釣って行儀よく―行動主義はなぜよい人間を作れないか)
第3部 報酬を超えて(うれしいな、月曜日だ―職場における動機づけのもと;勉強に熱中させる―学校におけるやる気のもと;アメをもらわなくても、よい子に)

著者等紹介

コーン,アルフィ[Kohn,Alfie]
ブラウン大学、シカゴ大学でトレーニングをうけ、現在は『ザ・アトランティック』、『ザ・ネーション』、『サイコロジー・トゥディ』、『ニューヨーク・タイムズ』などの新聞や雑誌に寄稿し、教育のみならず人間行動の全体をカバーする社会理論について論じる評論家として活躍している。タフト大学やフィリップス・アカデミーの客員講師も勤めた。1987年には、最初の著書『競争社会をこえて―ノー・コンテストの社会』(邦訳・法政大学出版局刊)により、アメリカ心理学会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cdttdc

0
子供についての記述が興味深い。また機会があれば読み直したい。2012/04/16

エジー@中小企業診断士

0
スキナー流「行動主義」を徹底批判。報酬は罰と同じく外発的である限りにおいて制御的であり内発的動機づけに対して最も破壊的である。報酬は冒険に水を差し,探求の敵となる。外発的報酬は内発的動機づけを減退させる。報酬の効果→報酬などなかったら楽しめたはずの活動に対する熱意を押し殺す。誘因は懲罰の側面を隠し持つ、人間関係に悪影響を及ぼす、問題の根源を明らかにして処理できない、冒険の足を引っ張る、内発的動機づけに長期的には否定的な効果を及ぼす。業績給、学校の成績。誘因策を廃止、真の動機づけへの条件は協力、内容、選択。2024/06/19

Lambda

0
読みやすく、中身が濃いが、分量が多い。 もう一度読みたい2023/03/07

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