叢書・ウニベルシタス<br> 彫像―定礎の書

叢書・ウニベルシタス
彫像―定礎の書

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  • サイズ B6判/ページ数 354,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588005510
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

出版社内容情報

文明の背後に隠された夥しい死をめぐって悠久の時間を遡行し,人類文明の根源を探り当てる知的冒険の書。人類史の暗部を正面から見据えつつ人類再生への道を探る。

内容説明

スペースシャトルの爆発事故から古代カルタゴの生贄まで、人類文明の背後に隠された夥しい死をめぐって悠久の時間を遡行し、文明の根源とその定礎を探り当てる知的冒険の旅。人類史の暗部を正面から見据えつつ人類再生への道をさぐる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

6
彫像とは偶像であると著者はいう。キリスト教会の飾られる殉教者たちの彫像は、偶像を破壊しつつ死後彫像化され、後の人々に偶像として崇められる。ここで本書は一気にジュール・ヴェルヌ『月世界旅行』の宇宙空間に移って同じ彫像を見出す。それは数学言語で作られ真空の中を進宇宙船である。さらに宇宙船の中で死に宇宙空間に捨てられた犬のミイラ化した遺骸が宇宙船の推進力によって追尾してくる場面に注目する著者は、彫像とは生命が抜けたまま保存されるミイラであり、人間言語を抽象化した数学言語でできた宇宙船も同じミイラである、という。2024/09/03

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