出版社内容情報
中世南仏のトゥルバドゥール,イタリアの清新体派詩人たちを経てダンテ『新生』に至る西欧恋愛抒情詩の形成過程を辿り,近代文学の源流を宮廷風恋愛の観念に探る。
内容説明
古代ギリシアにはじまり、中世南仏のトゥルバドゥール、イタリアの清新体派詩人たちを経てダンテ『新生』に至る西欧恋愛杼情詩の形成過程を豊富な引用と考察によってたどり、西欧近代文学の源流をなす宮延風恋愛=「まことの愛」の観念を鮮やかに浮き彫りにする。
目次
恋愛と恋愛詩
騎士
貴婦人
トゥルバドゥール
歌
まことの愛
シチリア派
清新体
新生