叢書・ウニベルシタス<br> 極限に面して―強制収容所考

叢書・ウニベルシタス
極限に面して―強制収容所考

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  • サイズ B6判/ページ数 359,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588003820
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C1336

出版社内容情報

ナチズムとスターリン体制下の強制収容所からの生還者の記録を介して極限状況下の人々の生のモラルを考察し,現代において普遍的倫理とは何かを根底から問い直す。

内容説明

今世紀の全体主義体制―ナチズムとスターリン体制下の強制収容所からの生還者の証言や日記・物語を介して、極限状況に生きた人々の生のモラルを個人と、個人の基本的関係において考察しつつ、今日の日常的世界のモラルと比較対照し、人間の普遍的な倫理を問い直す。

目次

プロローグ(ワルシャワへの旅;道徳に席はあるか?)
英雄でも聖人でもなく(ヒロイズムと聖性;尊厳;気遣い;精神の働き)
怪物でも獣でもなく(普通の人々;細分化;非人格化;権力の享受)
悪を前にして(非暴力と諦念;闘いの形態;ものを言い、判断し、理解すること)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Arte

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思想家のツヴェタン・トドロフが、極限状態での英雄や道徳心について語った本だが、難しい思想の話なのかと思いきや、さまざまなホロコースト及び強制収容所関連書の考察として興味深かった。映画「ショア」への批判として、一人を除いて反ユダヤ主義者のポーランド人しか登場せず、ドイツ人もほとんどがナチで、善悪の境界を作ることで安心させている、というのも面白かった。2021/11/24

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